ラーメン巌哲@都電早稲田
東京都新宿区西早稲田1-10-4
訪問日:2020年2月9日
訪問日:2020年1月28日
訪問日:2020年1月21日
訪問日:2020年1月19日
訪問日:2020年1月17日
訪問日:2020年1月10日
訪問日:2020年1月3日
訪問日:2019年12月29日
訪問日:2019年4月12日
毎週末、金曜夜の部から売り切れ御免で提供する創作塩つけ麺。創作塩つけ麺は提供までの時間がかかるが、待っている間の過ごし方も楽しみの一つ。つまり日本酒。
一杯目は(計3杯も飲んでいるんだけど)、若駒酒造の雄町90%。思わず90%も削っているの?!って思ったけど(最近削りすぎる酒があるなと思っていたので)、10%しか磨いていない雄町を使用。見ると色付きも少し違って見えますが、味わいがしっかりとまとまってる。言わば、削れば削るほど細麺の硬めが好きな感じで、削らなければ削らないほど太麺の柔麺好きみたいなもんか?この方が旨味出るって!この削りで綺麗に醸すのは難しいんだろうなぁ。
あては、デフォでいぶりがっこ付きで、ツマミの盛り合わせも合わせて注文。チャーシューがめちゃんこ美味い!こんなチャーシュー、自分でも作れるようになりたいよ。マジで美味い。
で、2杯目(日本酒)は楽乃世の山廃純米。打って変わっての澄んだ日本酒。酸味があり、白ワインのような香り。
3杯目(日本酒)は積善のつるばらの花酵母、純米吟醸の生。飲んだ後に残る苦味を噛みしめるようによりとの説明があり、まさにその苦味(日本酒としての苦味だから苦いわけではないですよ)を楽しむように飲めるお酒。
3種どれも美味しいけど、やっぱり最初の雄町90%は衝撃的。
さて、メインディッシュの創作塩つけ麺。今週の食材は、長崎県壱岐産の平政と富山湾産の白海老。
平政のダシで大根を煮て出来たダシを、鰹や淡海地鶏のダシとブレンド。青物ということで魚臭くはしなかったのだろうと思いますが、料理としてうんまい!
麺には平政の刺身。山葵醬油で。久しぶりに食べる麺はとても甘く感じられて美味しかったー。
つけ汁に載っているのは白海老のかき揚げ。刺身で出したかったそうですが、冷凍物ではなく生の白海老で剥くのが難しいとのこと。なのでかき揚げで提供。直ぐに麺の上に移してサクサクを塩でいただくと美味しい~。締めの茶漬けに載せて食べるのもオススメのようでしたが、私はスープ割派なので酒のつまみ行き(笑)
そのかき揚げをどかすと下から出てきたのは平政の西京焼き。つけ汁に合わせた品の良い味加減。形の崩れない焼き方に技術を感じます。大きくて、ガブリとかぶりつく贅沢。
更に平政の西京焼きをどかすと、平政のダシを染み込ませた大根が出てくる。言わばぶり大根の組み合わせ。しっかりと面取りされた大根は柔らかすぎず、硬すぎず、絶妙な塩梅。この具材一つをとったって立派な仕事がなされた一品。
大根の脇にあしらわれた麺のように長いのは浜防風。お吸い物の三つ葉のような好相性。初めて食べましたけど美味しいですね~。
食前酒の日本酒から始まり先付けとしていぶりがっことチャーシューの盛り合わせ。魚介類は刺身、揚げ物、焼き物、そして炊いたんもあって汁物と炭水化物。まさにフルコース!!
訪問日:2018年11月9日
糖質制限をやっていたので暫くこれなかったが、制限明けをしたので3か月ぶりの訪問!金曜日恒例の創作塩つけ麺です。今回のテーマ食材は「赤羽太(あかはた)」。長崎五島列島産のものになります。
今回は時化(しけ)だったため、いつもの中西さんからの仕入れはなし。移転後の豊洲市場に買い出しにいったそうです。
「赤羽太」が登場したのは2回目だそうですが、私は初めてでしたのでお勉強。
分類はスズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科マハタ属。一般に「ハタ」と呼んでいるのは「マハタ」で、分類はスズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科ハタ族マハタ属。最後から2番目に「ハタ族」というのが入っている。
ジャジャジャジャーン。登場。
綺麗に透き通った刺身。
赤羽太のお刺身をいただけるのも嬉しいが、肝醤油(左側)までついてくるだなんて、何て素晴らしいんでしょう。右側は紅葉おろしポン酢。
つけ汁はお鍋をイメージして、白菜やえのき茸。底には豆腐も入っています。紅葉おろしポン酢もお鍋を演出。白菜は、さっと火を通して柔らかく食べられる、娃々菜(わわさい)というベビー白菜を使用。
一尾に対してアラの分量が多いので、ダシがめっちゃ濃い!スープ割をするとダシ感が強まって最高!
訪問日:2018年8月1日
土用丑の日の「ラーメン巌哲」は恒例の「塩まむし」。以前からその存在は知っていたが、なかなか来れないでいました。
今年は土用丑の日が2回あったので、2回目の営業に訪問できました。
そもそも土用丑の日って何なんだろうと思ってお勉強。
「土用」とは、立夏、立秋、立冬、立春直前の約18日間を表している言葉だそうです。ふむふむ。
さらに、丑の日というのは、日にちを十二支で数えていた昔の暦だそうです。丑三つ時とかも、時間を十二支で数えたものなので同じですね。
というわけで、どこを基点だか分かりませんが(明治6年1月1日?)、土用の期間に丑の日がぶつかれば「土用丑の日」なんですね。
なにも夏場だけしかないわけではなく、2018年だと7回あって、そのうちの2回が夏場にあったということだそうです。
麺の前にまずは日本酒。盛り合わせをつまみにしっかりと飲もうかなと思っていたが、本日は盛り合わせがないとのことでちょっと残念。変わりに名古屋コーチンの煮玉子を注文。本日のあては、いぶりがっこ。
もって来てくれた日本酒は分福の生原酒。お酒を説明いただくときに善光寺、善光寺って言ってて何かと思ったら全麹。丑の日だけに、、、ってわけではなかったんですね(笑)
食事の注文は、どちらも本日限定の「塩まむし」と「鰻のタレご飯」。
近畿地方では鰻丼のことを「まむし」と言うそうです。名古屋で言う「ひつまぶし」も近畿地方では「ひつまむし」となるようです。
ラーメン巌哲が提供する「塩まむし」とは塩味スープのラーメンに関西焼きの鰻がトッピングされたもの。鰻は愛知県三河産。短冊切りの長芋、五分に切った三つ葉、大葉、ホースラディッシュ、焼き海苔があしらわれています。
スープには鰻のだしは入っていないようですね。和風だしの美味しいスープ。日本酒との相性バッチリで、日本酒を口にした後にスープを啜ると旨味の広がりがハンパない。合わせる日本酒に依るだろうけど、全麹は素晴らしいマリアージュ。
鰻は酒のアテとして食べたいので麺を先にずずっとペロリ。
米には鰻のタレがかけられ、薄切りチャーシューの下からは鰻のカブトが顔を見せています。カブトは少し骨っぽいところが口に残りますが、味付けはツマミにも米のおかずにも抜群。
この米に鰻を載せてダシスープをかければ「ひつまむし」完成!となるのですが、全て酒のアテとして食べてしまった(笑)。
来年はスープをかけて食べよう。