めん徳 二代目 つじ田＠麹町 めん徳 二代目 つじ田＠麹町

今まで聞いたこともなかったが、初代は高円寺にあったそうです。 その店は１０年以上前に閉店しています。 二代目の店主は、初代店主がその後経営している会社の社員だったらしいです。 そして、初代店主と共にラーメンを作っていた人のもとで味作りに励み、 二代目としてこの店を開いたそうな。 但し、１０年以上の歳月がったっているため、 初代の味を現代風にアレンジしたそうです。

とんこつで白濁させたスープの旨みと、 節の攻撃的な主張は、 まさに、動物系スープと和風スープとをブレンドするダブルスープのお手本のようなもの。 でも面白いのは、それらのバランス。 スープを口に含んだ瞬間は、どちらかといえば動物系の方が主張している感じかなぁなんて思ったのもつかの間、 一瞬にして動物系の旨みは口の中から引いていき、 もろに和風系の旨みがメイン。 そのため、こってりしていると最初判断した舌は、 相対的に生み出されたあっさり感に驚く。 まるで、大きな音でかき消されていた小さな音が、 大きな音が消えた瞬間に浮き立つような感じ。 そのことが功を奏してか、麺にはさほど不満を抱かなかった。 あんまりスープを乗せない麺なんだけど、 引いて消える動物系と、麺に対するスープの乗りの悪さに共通する何かを感じたようだ。 スープの乗りの悪さが、動物系の消え方により肯定されたような、 不思議な感覚だった。

久々の訪問。 何気につけ麺は食べてなかった。 ラーメンの味が変わってそうだったがマイナーチェンジくらいかな。 つけ麺はちょいと辛めになってる。 麺を１／３くらい食べたらカボスを絞り、 麺の残りが１／３くらいになったら原了郭の黒七味を入れるのを推奨しています。 縮れの強い麺の食感が少し気になった。

期間限定メニュー。 基本の味はいじらずに辛味を追加したのかな？ その辛味が結構来る。 最初は大したことなかったのだが、 徐々に辛さが積層していった。 生の唐辛子のようにフレッシュな辛さ。

石神氏監修のラーメンＳＥＬＥＣＴＩＯＮ２００４の企画にて誕生したメニューです。 ２００３年１０月２４日から１１月２４日までの限定メニューで、 昼２０食、夜１０食用意されています。 テーマはわかさぎを使ったラーメン。 臭みを取るためにオーブンで焼いたそうですが、 その効果があってか全く臭みを感じませんでした。 むしろ、癖がなく上品だったのでお吸い物っぽいダシが出て、 ラーメンらしくすることの方が大変だったのではないかと想像しちゃいます。 そこらへんは、鶏の柔らかいダシがカバーですかね。 とても美味しいです。 具としては、わかさぎをまるごと包んでしまう鯛しんじょう等です。 当然のことながら、この鯛しんじょうはわかさぎの存在が強いですね。 「うん。わかさぎだ。」って感じ。

ほぐされたチャーシュー、細かく刻まれたかいわれ大根と生姜が白米に乗り、 甘いタレがかけられたもの。

薬味は真中にちょこんと乗るだけになりましたね。

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