大勝軒＠滝野川一丁目 大勝軒＠滝野川一丁目

大勝軒＠代々木上原系 距離的には王子が最寄だが、歩き易さ的には西巣鴨。 普通盛りの麺は３００ｇで大盛りが５００ｇのようだ。 店内は長いカウンターで狭くない。 お持ち帰りも有ります。 月１回従来の大勝軒のスープ・麺の向上、 また研究をコンセプトとしてオリジナルラーメンが提供されます。

今月末にこの場所の営業を終了して池袋に移転するということで、かなり久々に訪問しました。 大勝軒といえば、どこの街にもあるのではないかと思うくらいに雨後の筍のようにオープンしていますが、ここはそういう時代よりも遥か昔からオープンしているので、閉店と聞くと実に感慨深いものがあります。 飯野氏から店を任されている方がいい味を出しているみたいですね。 訪問時、後から後から来たお客さんはほとんどが常連さんだったようで、今月末で閉める報告を何度もしていましたよ。 さて、注文したのは「もりそば＋生玉子」。 「麺乗せ？」と即座に聞かれ、「麺乗せ」と回答。 「生玉子はそのものがソースだから、旨くないラーメンも旨くなるんだよねー」と、なんともリアクションしづらいジョークをかまされる（笑）。 麺は柔らかもっちりでいいですねー。 スルスルと食べられる。 食べている途中で「お兄さん甘くない？」と尋ねられたが、確かに甘さは、こんなに強かったか？と思うくらいだいぶ強い。 けれども、ベースが濃くないもののしっかりしているから、全然構わない。 濃過ぎず薄過ぎず、絶妙なバランス。 さすが滝野川、雨後の筍とは違う個性がありますなぁ。

以前行ったときは大勝軒＠東池袋のキレをなくしたようなものだった。 そのときは東池袋で並ぶならばこっちに来ればいい程度に思っていたのだが、 別物となりそんな印象を抱かせない。 酸味辛味の強いスープだが、うまい。 インパクト十分、パンチ力十分である。 しかし、酸味などにも負けずしっかり取れているスープも健在。 まいったまいった。 うまいよ。 麺はそれほど太くない。

今回は九十九里産いわしの煮干をベースに海産物をきかせた海鮮濃口しょうゆラーメンです。 (豚骨・地鶏)＋(海の乾物)でとったブレンドスープが特徴で、 隠し味には数種類の野菜・乾物から取った特製香味油が使われています。 スープ表面の油も多いし、煮干の香りも強いです。 しかし、スープを口へ運んでみると意外にもすっきりしています。 煮干の香りはスーッとどこかへ消え、心地好い旨味が充満します。 ガツン！とくる煮干をイメージしていたので、肩透かしを食らった気にはなりましたが、 そんなのはこちらの勝手なイメージで、見事にまとめられたスープがそこにはありました。 口の中での変化の様子、後味のスッキリさ、それは見事なもんです。

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