染谷製麺＠江古田 染谷製麺＠江古田

入口脇に描かれた「一子相伝」「技心伝承」の文字が目を引きますね。 まるで、ハンアリの「天下大将軍」「地下女将軍」の文字のように。 さて、ここは、店名が示すように染谷製麺が経営するラーメン店。 染谷製麺と言えば、一部の家系に麺を卸している製麺業者です。 他にも、製麺業者が経営するラーメン店としては麺彩房がありますね。

製麺業者が経営するラーメン店というのは、 麺の技術を知らしめるためと、 世の中の嗜好を知るためという２つの大きな意味があると思います。 そこで麺彩房は、「つけ麺は麺の旨さをダイレクトに味わえる」 という世の中の認識を巧みに利用したと言えると思います。 走りとなる加藤ラーメンのアンテナショップがオープンしたのはだいぶ前のことなので、 そのような認識はなかったと思いますが。 したがって、新たにオープンする染谷製麺は、 麺彩房と同様につけ麺をメインに掲げるのだと思っていました。 しかし、２００４年６月現在、つけ麺はメニューにありません。 しかもメインに掲げているのは麺を味わい難い、スープにインパクトがあるタイプ。 正直、おぃおぃって思いました。 そのスープとは、熊本ラーメンに、排骨をトッピングするスタイル。 ベースとなる豚骨スープに焦げ度の強いマー油を浮かべ、 カレー風味の排骨を乗せています。 インパクトとボリューム満天。 学生の街江古田にふさわしいラーメンですね。 その反面、麺に注目が集まらない・・・。 製麺業者としてはどうなんでしょうか？ 茹でる前の麺を見ると、妙にオレンジがかっていましたね。 ベースとなる豚骨スープはやや表面的に思えました。 まぁ、熊本ラーメンってそんなもんかもしれませんが。 排骨旨い。

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