蘭丸＠西大島 蘭丸＠西大島

蘭丸から連想されるものは、もちろん戦国武将の森蘭丸。 店主は森蘭丸の子孫だそうです。 そのことを意識してだろうか、店構えは城？ もちろん普通サイズの店なので蔵っぽくなってるけど、 おそらく城を意識してるんだろうな。 店内の壁は真っ白で黒めの木の扉があって統一感を見せているね。 あれ？ 昔風なのに扇風機が(笑)。

このメニューは未食でしたが、 店の説明によると初訪で食べてほしいそうです。 店のこだわりはコレ。 「カキとホタテベース、中国の天然塩、 『塩田』の塩ダレを使った塩ダレの深い味わい。 絶対に他店では味わえない自慢の一品です。」とのことです。 丼からは海の香りが満載。 個人的には好きではないが、 久しぶりにワカメがトッピングされたラーメンとの遭遇。 リッチな海の香りの一杯ですが、 気になる点が１つ。 化学調味料のような味を強く感じる。 ホタテによるものなんですかねぇ。 旨味が過多に感じてしまいました。

支那そばの定義ってなんだろうね。 僕的感覚では支那そばと言うより、しょうゆラーメンだな。 支那そばってスーッとすると言うか独特な雰囲気無い？ それが感じられなかったんだよね。 甘めで厚みのあるスープだね。 うん美味しい。

「石神秀幸ラーメンSELECTION２００３」の企画「○秘ラーメンＢ」として登場したメニューです。 この本を購入し、それについてくるチケットを提示しなくては食べることはできません。 チケットを提示すると、支那そば￥６００の食券を購入するように言われました。 昆布を粉末状にし、 直接丼にセットしているとのことですが、 そのためかとても甘味がある。 いや〜すごい。 和風ラーメンと称されるものもあるが、 それらは煮干しや鰹節、鯖節に注目が集まり、 昆布が注目されることはほとんどない。 それは、煮干しや節系にある分かりやすいインパクトが、 昆布には無いからでしょうね。 今後、昆布に注目が集まると面白いな。 どのように発展していくんだろう。 さてさて、昆布の話が長くなったが、 むしろこのラーメンを支配しているのは様々な香り。 特に、山椒の香りが強い。 アサリの山椒漬がトッピングされているが、 黒七味仕立てとして用いられた原了郭（はらりょうかく）の黒七味そのものに山椒の香りが多いからでしょうね。 その他、様々な香りが一体感をもって存在しています。 とにかく、旨味・風味が強いスープと、 それを受け止めるしっかりとした太麺で構成された一杯です。

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