雷文＠玉川学園前 雷文＠玉川学園前

ラーメン業界の母のような存在の宇都宮節子さんが営む店。 女将さんは涙もろいようですね〜。 宇都宮さんは、 通称町田ネットワークと呼ばれる町田のラーメン店グループにおける中心的存在でしょうね。 仲の良いラーメン店店主も多く、 プレゼントした「一麺一心」と書いた額縁が、 多くのラーメン店で飾られていますね。 字が上手いんだなこれが。

生姜がビンビンと効いていて、 さらに、煮干しも主張しているスープ。 何十種類もの食材を使っているだけあって、 そんな一言では言い表せないほど複雑ですが。 様々な食材が顔をだしており、 パーツパーツがはっきりしていそうなんだけど、 バラバラに主張していないのが凄い。 素材の旨味を滑らかにするために、 味の表面をなんらかで包み込んで口当たりを良くするのではなく、 各素材の旨味を包み隠さず、舌に伝え易くしています。 きっと、引っ込めるところは引っ込めてダシのベースを作り、 主張させるところは主張させるメリハリがあるんだろうな。 イメージしたのはサッカーの布陣。 かなり能力の高いＤＦ（昆布等）がしっかりと自陣（味のベース）を固め、 ２トップ（強い主張）が生姜と煮干し。 そして、ＭＦ（一歩下がったダシ）を攻撃的（主張気味）に配置（煮出す）って感じがした。 しかも、きちんと機能（調和）しているんだよなぁ・・・。

あっさりとは異なるスープ。 このメニューを頼むと、 「豚骨だけどいい？」とか「豚骨だけど大丈夫？」のような感じで確認されます。 意外だったのは、こちらのスープにも生姜が効いていたこと。 豚骨で濁らせたスープだけど生姜をいっぱい入れているのかな？ このメニューでかなり悪い点だと思うのは麺。 スープと全く合っていない。 この店に来たら、絶対に、あっさりだよなぁ〜。

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