麺屋武蔵 二天@池袋
麺屋武蔵 二天@池袋
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住所 | 東京都豊島区南池袋3-14-12 |
TEL | |
営業時間 | 11:30-16:30、17:30-21:30 日11:30-16 |
休日 | 月曜 |
超有名店である麺屋武蔵@新宿が3号店として名前を変えて出店しました。 「二天」とは宮本武蔵の「二天一流」から取ったそうな。 二天一流ってなんだ? 店の入り口等に書いてあるのは「二而」の文字で「二天」とは読めないので行くときは気を付けて下さい。 ちなみに店名を意識したのか具には揚げたチャーシュー等が入ります。 玉豚天ら〜麺は揚げたチャーシューと茹で玉子。 つまりこれで「二天」です(苦笑)。 もう一つだじゃれを見つけた。 丼やドアについているこの店のマークは丸が2つでデザインされている。 つまり、二点!(爆笑)。 スープは寸胴から提供されるわけではなく、 大きめな鍋から提供されます。 ダブルスープやトリプルスープと言われるような複数のスープをブレンドする手法がありますが、 1杯づつ作る時にブレンドするとブレが大きくなるため、 最近では営業開始時にブレンドしてブレを少なくすることが多いようです。 しかし、長く熱を入れると魚介系の香りは飛びやすい。 だから、その間を取って、数10杯程度のラーメンを提供できるような大きめな鍋でブレンドして、 ブレと風味の劣化を防いでいるんでしょうね。
武蔵と同様に節の存在が大きいスープですが、 とんこつを煮込む火力がこちらの方が強いようです。 また、スープ表面の油と揚げた具の効果が合わさり、 こってりした雰囲気があります。 この表面の油によってスープが冷めない冷めない。 アツアツです。 麺は武蔵よりも細くなって普通サイズ。 スープが熱くて僕は麺を楽しめなかった。 具のチャーシューはいいね。 素揚げ、もしくは、うす〜く衣を付けて揚げられている。 柔らかいし風味付けのためにチャーシュー表面に付けられた青海苔の効果がにくいね。 紫蘇入りのソーセージを思い出したんだけど、 手間的にはあまり変わらないだろうから、 青海苔の他に紫蘇やバジルが選べても面白いかなーなんて思うね。 なんつったって、その場で揚げてくれるもんね。訪問日:2004年5月19日
丼が可愛らしい丸っこいのに変わっていました。 以前の丼は大盛り用になったようですね。 丼が変わると、食べる前の心構えも変わるような気がしました。 丸っこい丼だったから優しい気持ちになったような・・・(笑)。 それは、各自の気分の問題ですが、 絶対的に変わるものは香りでしょう。 丸っこい丼は、赤ワイン(いや、ブランデーかな?)のグラスのように丼内の香りを拡散させにくく、 麺を食べようと顔を近づけた時に、より香りが感じられやすくなっているはずですね。 その分熱気も(笑)。 味としては、醤油・節・動物系のダシが、 重心の低い位置でまとまっていたように思います。 とても落ち着きがありましたね。 麺ってこんな太かったかなぁ・・・。
玉天と豚天の2つの天麩羅が乗るラーメンです。 玉天は、茹で玉子を素揚げしたもので、 表面が目玉焼きの薄い白身部分の焦げのようになっています。 この表面が玉子の形を維持させるため、 砕けにくくなっています。 とんこつの旨味が豊富にあるスープが玉子の黄身と混じり合い、 こってり感を生み出していました。 麺は、不思議な弾力があり、 噛み切る直前に歯を弾くような食感があります。 そのため、食べるタイミングをずらされるのか、 飲み込むのにストレスを感じます。 食べづらいんですよね。 スープ・具・麺それぞれに個性があるのですが、 一体感に欠ける気がします。 2002年8月31日に食べた時よりもトンコツにより濁っていて、 甘みのある旨みが豊富でした。
「二天」の基本スープに辛巻と呼ばれる揚げ物が乗っています。 この揚げ物は、 ひき肉・国産と韓国産の唐辛子・芝麻醤で作った肉味噌とメンマを皮で包んで揚げたもの。 多少粉を付けて揚げ、衣を作っています。 ベースのスープはだいぶ魚が強くなっているんですね。 芝麻醤が使われているためか、 揚げ物の中身がスープと完全に混ざったら坦々麺テイストになりました。
2006年末から2007年始めにかけて提供された限定メニュー。 武蔵史上最も濃度の高い一杯。 このメニューは店主三浦さんが、 同じく武蔵スタッフ矢都木さんの食べた無鉄砲の感想を聞き、 未食ながらイメージして作ったそうです。 三浦さんが未食なので無鉄砲とは別物ですが、 濃厚度はかなりのもの。 一見、表面に浮いている油は鶏っぽく見えるのですが、 スープは豚骨。濃度をとろみ成分と粘度成分で分けて考えるならば、 とろみ成分に輪をかけて粘度成分が高く、 スープを飲み干す際に久しぶりに箸でスープを集めてしまいました。 黒豚の原価に加えて、光熱費などを加味すると価格以上にお金がかかっているそうです。 ってことで、値段はこの際いいやと言うことで黒豚の黒(くろ)から960円にしたそうな。 濃厚な豚骨と聞くと骨髄を想像する方も多いと思いますが、 そのようなスープではなくて旨味の塊。 とうもろこしのような甘い残り香があります。 黒豚の餌がとうもろこしだったりして。
2006年7月1日から昼夜各10食の夏期限定メニューです。 奄美大島名物の鶏飯をモチーフとしたそうで、 ベースのスープは鶏、 具の肉も鶏、 最後には冷や飯を投入できます。 スープの味噌味は拡散が良く、 冷やしにありがちな沈殿がみられないのは良かった。 味噌の広がりがありつつもクリアーな冷感が出ていて、 冷やしラーメンらしさを感じる一杯。 揚げた鶏皮の香ばしさ・ピリっとする辛味・隠し味の蜂蜜など、 スープを複雑にする工夫がなされていました。 そして麺は、 武蔵では珍しい細麺の強ウェーブ。
温バージョン発売後、しばらくしてから登場した冷バージョン。 暑くなるのを待ってからの登場だったそうです。 提供されるのは6月一杯まで。 麺もしまり、温でなされていた追い鰹をしていないためか、 うどんぽい雰囲気が薄れて別物に。 私はこちらの方が好み。 しっかりと出しつつも程よい塩味と堅い麺。 鰹と桜エビの角を感じる質感が塩味といい感じ。 そして何より表面の油が山形の冷やしラーメンを思い出させていいですねー。 冷やしラーメンとはスープが冷たいだけでなく 植物性の油が効いているのが基本だと再認識させられた。
2006年春期限定メニュー。 二天の限定らしいごちゃっとした見た目(笑)。 揚げたポーチドエッグや牛蒡など、二天の特徴を出しています。 スープは透明感のあるもの。 キリッとしたタイプの塩味ではなく優しくまとめた感じの塩味。 ボリューム感は申し分ない。
2005年11月6日から2006年1月末くらいまでの限定メニュー。 ベースのスープは、魚介をブレンドする前の二天の動物スープを塩味にしたもの。 辛巻のような揚げ物にカレーが入っており(辛巻と違って衣は付けていません)、 揚げ物を崩すと塩ラーメンからカレーラーメンへと変化するようになっています。 揚げ物の中に入っているカレーは、メニュー名の色が示しているように緑色。 グリーンカレーをイメージしたそうですが、 粉末のココナッツを使ってココナッツ臭さを出していませんでした。 揚げ物を崩して直ぐにカレーラーメンにするのも良いですが、 私としてはベースの塩ラーメンをじっくり堪能する食べ方を推奨します。 と言うのも、驚いたのですが、 ベースの動物スープが旨い。 豚も入っているようですが、 強火で煮た鶏の味が良く出ています。 鶏白湯を出す店もビックリですよ。そのスープを堪能している間に、 スープに浸っていた揚げ物の裏側が崩れ始め、 ゆっくりとカレー味に変わっていきます。 故意に崩さずに、このゆっくり変化を楽しんで欲しいですね。 なお、スープには鶏肉・タマネギ・人参のコマ切れが入っており、 タマネギ・人参を炒めたバターが軽くおおっています。 また、パセリがパラパラと。
寿司酢やレモンの酸味や甘味がある味がベースとなり、 別容器で提供される胡麻ダレで変化をつけられる冷やし麺。 「ちらし」と「冷やし」で語呂がかぶるから「冷麺」というメニュー名にしたそうな。 胡麻ダレが絡むようにと考えられた平麺には、 4種のパプリカ・アスパラ・ズッキーニをそれぞれ揚げたものがちらされてます。 さらに、ルッコラ・ミニトマト・鶏のササミが乗せられ、 鶏のササミの上には塩味を与える赤玉葱のマリネが添えられてます。 途中で変化を与えられる胡麻ダレには八丁赤味噌・西京味噌・白胡麻・黒胡麻に 魚ダシを加えることによりラーメン屋らしさを表現。 胡麻ダレは麺を3分の1くらい残して入れるのが目安らしいですがお好みで。 全体的に女性ウケが良さそうな軽さがありますね。
武蔵系列までも鶏白湯! 微かに鶏の癖を感じ、鶏らしい風味が出ている。 あっさり感もありますね。 トッピングされているのは揚げた鶏肉。 おろしニンニクを付けた状態で揚げているそうです。 ニンニクの風味が強いので微調整してくるかな? ボリューム満点。 あと、揚げたうずらの玉子が可愛らしく添えてあります。 大葉のように見える緑色の葉はバジル。 あっさり感を与える目的だそうですが、 これが意外に合う。 麺は、二天つけ麺の時と同じ麺帯、同じ切り歯だそうです。 但し、ウェーブを弱め、茹で時間を1分程度短くしたとのこと。 だいぶ印象が強くなってます。訪問日:2005年6月24日
前回も良かったが、さらに格段に良くなってる。 鶏の油の香ばしさや、 鶏らしいまろやかさが出ており、 鶏白湯の醍醐味が発揮されてる。
期間限定メニューです。 麺だけで食べても美味しいつけ麺。 麺にはバター風味がのっており、甘い味付けの挽肉が美味しい。 一方、つけ汁。 これには驚かされた。 甘いコーンの味が効いていた。 まさか使っていないだろうと思ったのだが、 スイートコーンを使ったペーストを作っているとのこと。 麺にバターといい「奇抜だなぁ」と思ったのだが、 味噌味にコーンとバターは王道トリオ。 いままで当たり前だと思っていた組み合わせで新鮮さを生み出すところに関心しました。 1手間2手間で生まれ変わりましたなぁ。
2004年の秋に提供されたメニューです。 「火」で表現されるようにつけ汁を辛く味付していました。 中国産唐辛子と国産唐辛子を使っていたんだっけかな? ストレートな辛味があったような。 でも、蒙古タンメン中本に比べればグビグビ飲めるくらいでした。 その後、かなり辛さを増したそうですね。 麺の方はジャージャー麺風でこれだけで旨い。 温泉玉子を崩せば味の変化をつけられますしね。 べんてん@高田馬場でやるように麺に玉子を絡めて食べて良し、 つけ汁に入れて辛味をマイルドにして良し。 ちなみに、二天と言えば揚げ物って感じですが、これは脱揚げ物。
2004年7月7日から夏期限定で登場したメニューです。 今回の揚げ物は海老豆腐。 豆腐の上には桜海老、 下には海苔がついていて、 豆腐と一緒に揚げられています。 これが3つもあってボリューム満点。 で、中はアツアツなのでヤケドしないように注意です。 揚げた桜海老が香ばしいですね。 ツユはかなり酸味が強いもの。 緑色のは、オクラっぽい細長いものだけど、 ピーマンなのかな?
2004年5月25日から提供された期間限定メニューです。 特徴は麺。 2種類の麺を使っています。 1つは通常通り茹でた麺。 もう1つが特徴的で揚げた麺です。 合わせて1玉分とのことですが、ボリュームを感じます。 巣と言っているのは揚げた麺のことでしょうね。 恐らく底の浅いお椀状になっているんじゃないですかね。 それをひっくり返して下にある茹でた麺を籠っているような配置でした。 食べ方としては、揚げた麺をレンゲで割って食べます。 あ、写真左に写っているスープは麺にかけるためでも、 つけ麺にするためでもなくて、あくまで付け合せです。 チャーハンのスープのように。 で、話を戻すと、もとの麺が太いから揚げた麺は、かなりのスナック感。 このメニューはラーメンか否かっていう議論の前に、 主食か軽食かって議論ですよ(笑)。 僕はお菓子感覚で食べましたね。 ちなみに味付は、黒酢が効いており、 揚げた麺の上にかけられた餡かけによって中華っぽくなっていました。 餡と酸によって、茹でた麺を食べると油そばっぽく思えるときもありましたけどね。
週刊現代とのタイアップで 2003年12月19日から2004年1月5日までの限定メニューとして登場しました。 二天と言えば、2つの揚げ物(天)って感じですが、 今回のは、玉子と蝦の2品が揚げられていました。 豚天も入れて三天とはしないのね(笑)。 なお、玉天は通常からありますが、 今回のは黄身が半熟。 また、蝦天がトッピングされていますが、 スープには伊勢海老が使われており、 その甲殻類のダシと蝦天の衣に含まれた青海苔とがあってました。 なお、使われた味噌は佐賀の東一です。
2003年の秋期限定メニューです。 これといったインパクトはありませんが、 鶏のダシがまろやかで、旨味溢れるスープ。 製麺所を変えてしまったということですが、 やや太めの丸麺で小麦の風味が溢れていたのが良かったです。 二天の特徴でもある揚げ物は、 鶏団子を揚げたもの。 この中に柚子でも入れていたかな?
豚天を乗せて、味噌風のタレがかかっています。 ラーメンに入れられている豚天は衣がスープを吸っているのですが、 こちらは吸っていないため、サクサクしています。 これは美味しいですね。