松五郎＠偕楽園 松五郎＠偕楽園

「大進」でスタミナラーメンを生みだし、「寅さんラーメン」でスタミナラーメンを育てた長井順一さんが、1987年に独立してオープンさせた店（オープン当初は見川で後にこちらに移転）。 その後、1997年からは「玄海」をオープンさせる長井さんからお弟子さんが店を譲り受けました。

久しくスタミナ冷しを食べていないので、１４年振りの食べ歩き。 基本に立ち返り、松五郎からの食べ歩きスタートです。 １４年の歳月の間に券売機が設置され、写真を撮るのがＮＧになっていましたので、写真はなし。 濃密な甘辛の餡。 この餡に炒めた時の香ばしさがあるが野菜に焦げ目が無いのでタレを焦がしているのでしょうか。 食を誘う香ばしさ。 麺は縮れた太麺。 味がボリュームのある濃さなので、麺の量が普通だと餡の濃さが強い。 大盛りの方がバランスがいいでしょうね。 以前の写真に比べるとかなり餡が多くなり、餡の色も濃くなっていました。 何はともわれ、満足度の高い一杯は流石です。

スタミナラーメンの生みの親は、現在ホルモンラーメンの店を営業しているし、ここの店主が実質一番弟子ということなので、この店がスタミナラーメンの総本山になるということでいいのかな？ あんかけの作り置きはしないそうです。 生みの親はしていたけどね（笑）。 正直、三四郎・松喜吉・大進・ラッキー飯店でスタミナ系を食べて、 「こんなもんかぁ〜」と思っていました。 でも、ここのスタミナ冷しを食べた瞬間、 その考えは吹き飛んだ。 いやぁ〜旨かったっす。 何が旨かったかと言うと、甘さのバランスだろうね。 甘さは控えめで、野菜の味が楽しみやすかった。 いろいろな旨味を複雑に感じやすかったのが良かったのかも。 そして、ゆるくないあんかけの存在も見逃せないね。 麺にしっかりと絡むから、食べるペースを乱されること無く、 無心で食べられるのよね。 落ち着き感さえも感じさせるスタミナ冷しでした。

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