中華そば まる豊＠紀伊中ノ島 中華そば まる豊＠紀伊中ノ島

地盤沈下により店が傾いていた「まる豊」が2017年5月28日に閉店した。 最終日の様子はテレビでも流れ、惜しむ人たちが殺到していた。 店自体は老朽化していたが、土地の大家が駐車場を作りたいからだとか。 和歌山県の文化遺産がなくなることは残念だが、店自体は6/1に早速移転オープン。 今度は傾いていないが、看板をわざと傾けて貼り付けるとはお茶目。 水平なカウンターなんてつまらない。 「もう棒とかないんですか？」と聞いてみた。 「あるよ。傾けて食べるかい？」なんて、まる豊流粋な計らい。 以前は傾きを水平にするために使っていた板で傾斜を作り、こぼれん棒を丼の底に挟んで傾斜を直す。 僕が丼を持っていたら、大将が棒を挟んでくれて、女将さんが板に開いた穴にお冷やをセットしてくれた。 いたせりつくせりの、まる豊プレイ。 車のナンバープレートを見た大将が「東京から来たの？」なんて話から世間話を。 ホッとするひととき。

今回の和歌山４軒目で初めて出会った名物のはや寿し。 知っていることではあったが、大将がなれ寿しなどの話から、はや寿しの由来を丁寧に教えてくれた。

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