究極のラーメン対決@さいたま新都心
究極のラーメン対決@さいたま新都心
副題は「ラーメンバトルロイヤル!」。
2003年4月27日から5月3日まで、
さいたまスーパーアリーナ前の「けやきひろば」にて行われたイベントです。
小林孝充氏・はんつ遠藤氏・立石健司氏がプロデュースしたラーメンを7日間提供。
GOLD VOICEというところが持ち込んだ企画なのかな?
「本当に旨いラーメンとは?
ついに、この宿命的な命題に答えが出されるときが来た!
あの有名番組「TVチャンピオン」のラーメン選手権において、
見事、王座に輝いた実績を持つ人気ラーメン評論家3人が、
本気でオリジナルラーメン創作にチャレンジ!
“ラーメンを食べるプロ”が、その知識と味覚の限界を超えて究極のラーメンを誕生させた」
と、チラシに書いてありました。
ちょっと付け加えさせていただくと、TVチャンピオンの王座に輝いたのは、
小林孝充氏と立石健司氏の2人です。
さらにラーメン王選手権じゃなかったかな?
はんつ遠藤氏は、ラーメン王選手権に出場したか知りません。
注文品:究極の清湯麺¥850
訪問日:2003年5月3日
TVチャンピオンの第8代ラーメン王である
小林孝充氏がプロデュースした塩味のラーメン。
「アゴやニボシ等をじっくり煮込んで一晩寝かせた上品な塩味スープに
栃木県・佐野の青竹麺を使用した究極の一品」だそうです。
魚の荒汁のような雰囲気のダシを強く感じるお吸い物系のスープ。
クリアーな味わいとお吸い物っぽさとのコンビは、
どころなく首里そば@沖縄を思い出させた。
柚子の香りがスッキリさせていたね。
佐野の麺を合わせたってのは面白いね。
ぴろぴろした食感が、かなり楽しかった。
塩味で青竹麺というのは本丸亭@本厚木みたいだね。
注文品:珠玉の香味地鶏麺¥850
訪問日:2003年5月3日
海外のラーメン事情にも精通する国際派フードジャーナリストである
はんつ遠藤氏がプロデュースした醤油味のラーメン。
はんつ遠藤氏が取材拒否のラーメン店をまとめ、本として出版したことには驚かされました。
ジャーナリズム精神に乾杯!
「アゴ出汁を使った和風醤油にナンプラー(魚醤)を効かせ、
地鶏焼を贅沢にのせた珠玉の一品」だそうです。
甘みをもつスープは、それほど醤油が強いわけではない。
甘みを含む旨味がとてもいい感じ。
このラーメンで特に気に入ったのは麺だね。
小麦の香りがめちゃくちゃ強い。
最初、スープの香りよりも、麺の香りが鼻腔を刺激した気がする。
注目の香味地鶏はペッパーが程よく効いていた。
もうちょっと柔らかみがあった方が僕の好みだったな。
薬味と入っていたのはせり?クレソン?
とにかく、これがいいアクセントになっていた。
注文品:至高の醤油豚骨¥850
訪問日:2003年5月3日
TVチャンピオンの第5代ラーメン王である
立石健司氏がプロデュースした醤油豚骨味のラーメン。
「豚骨・魚貝・野菜をじっくり煮込んだトリプルスープに
超極太麺を合わせた至高の一品」だそうです。
トリプルスープと聞いて、
ラーメンを食べ歩いていない人は何のことだか分かるのかな?
それぞれの食材に適した火加減・抽出時間で、
豚骨用のスープ・魚貝用のスープ・野菜用のスープを作り、
それらをブレンドしたスープということです。
立石氏の醤油豚骨と聞いてイメージしたのはラーメン二郎。
しかし、意外なことに豚骨のワイルドさを抑え、
醤油の味を強く打ち出している。
しかし、豚骨は、くどさがないもののコッテリ感を演出している。
体に優しくコラーゲン豊富そうな豚骨スープ。
そのスープに合わせた麺は、なんと平麺。
芯が残り、周り部分はとても柔らかい麺。
プチプチっと噛み切れる食感がたまらない。
しかし、なんだろ。
豚骨に細かなところが隠されてしまうような印象。
もったいない。
このラーメンで最も気に留まったのが薬味。
大根を使ったラーメンはどこかで食べたことがあったように思うが、
大根をつまとして薬味にしたのはこれがはじめての経験。
その他、万能ネギや玉ねぎが入ってたりと、薬味のオールスター的感覚。
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