麺屋 海神＠池袋 麺屋 海神＠池袋

ラーメン王石神秀幸氏がプロデュースし、 ２００４年１０月２１日にオープンした店です。 店のコンセプトとして打ち出したのは「旬」。 旬の魚を使うことにより季節毎に異なる味を作り出すそうです。 さらに、入荷状況によって同じ季節でも使う食材が変わるとのこと。 同じ味で安定させることが美徳のように考えられているラーメンに、 他の料理と同様に旬という概念を取り入れる新しい試みですね。

今回使われていた食材は、秋刀魚・鮭・勘八・鱸・鮃・黒そい。 これらの食材を使ったスープは魚臭くなく滋味深いものでした。 お吸物のようなあっさり感だが、 スープ表面をコーティングする油の存在ゆえかラーメンらしく仕上がっていました。 具はシンプルに海老しんじょう・軟骨が小気味いい鳥団子・ 大葉・みょうが・糸唐辛子。 繊細なスープを壊さないような具が選ばれたことが伺えますね。 特に嬉しかったのが大葉の存在。 もしかしたら梅も合うスープかもしれない。 お茶漬けにしても美味しいであろうスープでした。

２００５年の夏期限定メニュー。 鰹節の味がとにかく強いスープ。 冷やしは味が濃いのが一般的だけどここまで濃くしなくてもという感はある。 鰹節の濃さなので尖りがないからきつくないですけどね。 あと、ジェルがかけられてます。 たまにレモンの様な爽やかさがあったように感じたけど気のせいかな？

週刊現代とのタイアップで ２００４年１２月２５日から２００５年１月７日までの間だけ提供されたラーメンです。 白菜などの水分を利用し、水を一切加えないで作られたラーメン。 すき焼きなどでは同様にして作ったりするけれども、 水分が基本となっているラーメンでそう考えるのが面白いですね。 味は、濃厚な鮟鱇感を楽しみしていたんだけど、 味噌味がとても濃かった。

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