上弦の月＠蒲田 上弦の月＠蒲田

かつては豚骨メインのラーメンを出していましたが、 現在は鶏メインに変わっています。 ラーメンは限定２００食。 稀少性と回転の悪さも手伝ってか行列ができています。 もちろん待つ気持ちを客に抱かせることができるのは、 店の味を惚れ込んますことができるからですよね。 もちろんここで言う店の味に、 女性店主の心遣いが含まれていることは言うまでもありません。 人によっては鼻に付くかも知れませんが、 親身な感じを出す接客です。 なお、食券を渡すときに、 麺の硬め・やわらかめ、 タレの濃いめ・薄め、 油の多め・少なめの好みを聞かれます。 あと、上弦の月の日に行くと５０円引きです。

ビジュアルは間違いなく家系。 しかし一度スープを口に含めば、 鶏の丸さがほわーんと伝わってきます。 ややもすると、ほわーんと感じさせる甘みがしつこくなりそうですが、 そうならないところで留めているのが巧さでしょうね。 豚の油や豚の背脂をイメージさせる鶏油や鶏皮には、 上手さを覚えます。 家系の鶏バージョンとして見るとほんと面白い。 また、甘みのある醤油ダレは口当たりいいし、 うどんと言っても差し支えないんじゃないかと思わせる極太麺はワシワシ食べたい食欲を満たしてくれますね。 あとは、箸を止めることのない温度設定も憎い。 旨いラーメンなんだけど上手いという印象が強いなぁ。

ＨＯＭＥ