一二三＠吉祥寺 一二三＠吉祥寺

フードプロデューサとして活躍している匠ゆうじ氏がオープンさせた店。 その店をさだまさし似の工藤氏が引き継いでいます。 看板らしい看板もなく、流木のような丸みを持った板が入り口付近に置いてあり、 「一二三」と書かれているだけ。 かなり発見しづらいです。 縦に細長い店内に、奥へと続くカウンターの構成なので、 荷物は入り口横へ。 店主はこだわりの人らしく、 丼にタレを仕込むにしても、 麺を茹でるにしても、 動きに一癖あります。

ここの最大の特徴は蕎麦のような麺。 それもそのはず。 そば粉もブレンドされているからです。 そばは、そば粉３０％以上と定義があるので、 ラーメンと分類されるからには３０％以下なんでしょうね。 しかし、小麦粉の存在感を越えるそば粉の存在感がある。 麺は固めに茹でられており、 プチっと切れる食感はもろに蕎麦的であるが、 少々噛み切るときに粘りを感じる。 ここらへんがなんとか中華麺的だろうか。 そんな麺を使用しているが、 スープの方はラーメン寄り。 名古屋コーチン使用とのことだが、 動物系のダシの存在は、さっぱり和風のスープに大きくある。 この鶏から出る油がここのスープの決め手だろうか。 少しだけ苦味まで出した煮干のダシが濃厚に溶け込んでいる。

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