はやし＠渋谷 はやし＠渋谷

かつて「ももみずき」が店を構えていたビルのところにあります。 ちゃんと見てこなかったけど、ビルの隣の建物かな？ 「ももみずき」が店を構えていたビルの入り口が、 「はやし」の右側にあります。 店の外観は落ち着いていますね。 不思議と、ヤマン＠江古田を連想させました。 この店とは関係ないであろう、右の赤い看板が連想させるのかな？（笑）。 それと、店主の湯切りが面白いです。 振りザルを持ち上げ、 中の麺を箸で摘み上げて揺らします。 麺と麺との間にある湯もきちんと切りたいという行動かな？ ※この湯切り方はやらなくなってしまいました。

節の香りだけでなく、節の味そのものがとても良く出ているスープです。 小麦粉の存在感がある麺が美味しいですね。 メンマは短いけど、歯ごたえのあるもの。 一番気に入ったのはチャーシュー。 厚めの肉で、スモーキー。 ラーメンを構成するパーツの１つ１つに、 とても注意が払われているラーメンです。 その反面、食べていて、パーツ１つ１つに焦点があたり易くなってしまって、 印象がバラけるかな？ 個々が美味しいので。

開店当初に比べたはるかに濁ったスープ。 全くの別物に変わっています。 しかし、パーツの１つ１つにとても注意が払われているのに変わりはありません。 もはや言葉を失うラーメン。 半年前、久しぶりに訪れて塩味を食べたときにも思ったが、 店主のこだわりがビシビシ伝わって来る。 こんなに手間を感じられる美味しいラーメンを食べられるなんて幸せ。 一杯入魂という言葉はこの店のためにあるのではないかと思っちゃう。

「はやし」には何故か洗練された印象を抱かされます。 券売機には一般的なトッピングバリエーションがあるだけの醤油味のみ。 オープンしてからどれだけ経ったでしょうか？ １つの味だけで人気を保つ姿勢には感動さえ覚えます。 しかしコレクターなので裏メニューの「らーめん（塩味）」を注文。 ベースは濁った動物系スープ。 底には骨髄が沈んでいます。 柔らかい味にするのかと思っていたが、 意外と塩の角気を残したタレ。 このスープとても説得力があります。 日本酒の山廃のように造りがしっかりとしたスープ。 店主のこだわりがビシビシ伝わって来る贅沢なラーメン。 麺は一見柔らかいのだが、歯応えのしっかりとしたもの。 他店に比べ、麺に対するスープの割合が少なめです。

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