だしが命の塩らーめん ぎょぎょぎょ＠本町 だしが命の塩らーめん ぎょぎょぎょ＠本町

魚といえどもベースは鶏白湯で、肉もミキサーで溶かし込んだような、天下一品を思わせる濃度。 そこに、鶏とは異なる味や香りが乗り、個性は出ている。 ただ、鶏が強いので、鶏白湯の亜流という印象。 店の説明書きは次の通り。 「鶏ガラと魚介を豪快な炎で一気に炊き上げた、まったり濃密なとろみの魚白湯。 一滴一滴がとても贅沢な一杯です。」

ふざけた店名だけど（失礼！）、屋号に現れたこだわりをスープから存分に感じられる。 魚のダシが濃い！ 繊細とは対極にある。 甘さのあるタレを含め、旨味の宝箱。 香ばしさのある油はオイリー目に効いているし、一貫した強い姿勢。 最後には刻んだ昆布が粘りとともに旨味を更に増幅させて引っ張ってくる。 チャーシューはマグロほほ肉と鶏もも肉。 マグロは特製ダレに漬け込んだとなっていたけど、特製ダレとは味噌ですかね。 甘みのある味噌床に付け込まれたような旨味溢れるもの。 そして、鶏もも肉は魚介推しから一転してレモン。 いきなりの飛び道具に驚き。 一つ一つにネタがあって面白いなぁ。 麺はキレをやや落とした感じの中細麺。 ある意味、スープ同様にスタイリッシュではなくていい感じっす。

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