麺屋武蔵 武骨外伝@渋谷
麺屋武蔵 武骨外伝@渋谷
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住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-8-5 |
TEL | 03-3780-8634 |
営業時間 | 11:30-21:30 |
休日 | 無休 |
全国的な有名店の「麺屋 武蔵」系列。 青山・新宿武蔵・二天・武骨・虎洞に続く6店舗目としてオープン。 店名に「武骨」と入っていますが、 既存店の「武骨」と似た味を出すのではなく、 他の武蔵系列からは外れた「武骨」のイメージを受け継ぐだけという感じです。 で、この店がどう外れているのかと言うと、 つけ麺をメインに掲げていることですね。 そして、外観の壁は裸のコンクリートだし、 ガラス壁にはなにやらシールが。 ブレーカー部分だってむき出し。 これらは温故知新というテーマのもと、 ココの前店舗からあったものを残したそうです。 う〜む。何かが違う。
つけ汁は塩味の角を効かせた和風スープで、 麺の方には水菜・豚ブロック・温泉玉子が乗せられ、 中華餡のようなものがかけられています。 この餡は甘酸っぱい味付けになっており、 平たく言えば酢豚テイスト。 この餡を掻き混ぜて和え麺にできるつけ麺です。 この麺を浸してつけ汁を絡ませると、、、と言うよりも、 つけ汁で麺の餡を洗っているような気分。 麺をすすった後についついつけ汁も飲んじゃいます。 気分的には和え麺と〆のスープという感じかな。 そんな食べ方も出来ますね。 なお、つけ汁はアッサリとした和風スープなので、 餡の酸味や甘味が混ざりこむことによって、 最近の青葉のつけ麺のようにも思えてきちゃう。 そして割りスープは乳白色の液体。 これは麺に使われているのと同じ小麦の内麦をお湯で溶かしたものだそうです。 言わばつけ汁を割るためにわざわざ作ったそば湯。 丸く柔らかいものになっているため、 粉っぽさを出すためにもっと外麦を使ったほうが良いと思ったが、 面白い試みですな〜。訪問日:2007年1月27日
オープンから2ヵ月を前にして既に人気店。 引っ切り無しに客は来るし、 アットホームな雰囲気を見せる常連客も見受けられた。 マスコミ効果もあってか、 高価メニューの「温玉肉餡かけつけそば」の注文も多く見かけられた。 麺屋武蔵恐るべし。 私も「温玉肉餡かけつけそば」を注文。 試食の時の感想では一言で言うと酢豚と書いたが、 全くの別物になっていた。 餡かけから酸味がなくなり甘味がだいぶ強くなっていた。 一口目の印象はみたらし団子。 そう思わせる甘味の強さ。 それでも重くならないように神経質になっているようなので、 今後もかなり変わりそう。 個人的には甘味が強く合え麺としては食べたくならなかったので、 つけ麺屋らしくなって良かったなと思った。 オリジナリティが高くなったのが武蔵らしい。 現状も合え麺として食べられるので売りは残っているし。 また、肉は揚げた後、客に提供する直前まで餡には漬けなくしたようです。 お陰で衣がコリッとしています。 カリッじゃなくてコリッ。 ナッツを思わせる食感でした。
つけ汁の見た目は「肉餡かけつけそば」と同じようだが、 タレの分量を変えることによってガラリと味わいが変わってます。 「肉餡かけつけそば」の方は輪郭がハッキリとしているのに対して、 こちらのは抽象的というかぼやけたような印象。
これは面白いですよ。 「辛」つけそばなのにファーストタッチは甘いんですもん。 コチュジャン・八丁味噌・白味噌・砂糖などによって甘味や旨味のベースを作り、 一味唐辛子を振り掛けることによって表面的に辛さを作っています。 旨味は甘く、風味に辛さを感じる味わい。 ハッキリと分かりやすい味でした。 でも、八丁とは思わなかったなぁ。。。
味の核になるのはノーマルの「つけそば」と同様ですね。 旨味や芳醇な香りはあるものの、 どこか輪郭がぼやけたように感じる味わい。 しかし、麺は「かけそば」に向いているように思えた。 この麺はスープを吸いやすいんじゃないですかね。 麺の旨さが引き立っていましたよ。